立山カルデラと、
私たち「水谷協力推進会」の取り組み
About Caldera
立山カルデラとは
立山カルデラは、立山火山の崩壊と侵食作用によって拡大してできた巨大なくぼ地です。常願寺川源流の一つである立山カルデラは、1858年(安政5)に越中、飛騨周辺を襲った「安政の飛越地震」によって、大鳶山と小鳶山が崩壊し、大量の土砂が富山平野を襲いました。
常願寺川は3,000m級の山々から流れ出る河川です。山から海までの距離が短いことから、急こう配で流れ出る水は一気に下っていきます。そのため、雪解けや梅雨、台風による降雨の影響で増水した河川は洪水となり、時には富山平野に水害をもたらします。
「安政の飛越地震」の後、常願寺川下流域でたびたび起こる水害対策として、富山県が立山カルデラでの砂防工事を開始。砂防法改正により1924年(大正13)に国の直轄事業として行われるようになり、現在に至っています。
水谷協力推進会の取り組み
現在もカルデラ内には堆積した土砂が数億立方メートルあるといわれており、この土砂が富山平野にすべて流れ出ると数メートル土砂で埋まるといわれています。
私たち水谷協力推進会は、16の会社が力を結集し、土砂の流出を防止する砂防堰堤や、山の崩落を止めて緑化する法面工事を行うことで、多くの人々が暮らす富山平野の安全を守っています。