立山カルデラの砂防工事 水谷協力推進会

令和2年度 水谷地区工事施工案内

水害から街を守り続けて、90年。

水谷協力推進会について

立山カルデラと、
私たち「水谷協力推進会」の取り組み

About Caldera

立山カルデラ

立山カルデラとは

立山カルデラは、立山火山の崩壊と侵食作用によって拡大してできた巨大なくぼ地です。常願寺川源流の一つである立山カルデラは、1858年(安政5)に越中、飛騨周辺を襲った「安政の飛越地震」によって、大鳶山と小鳶山が崩壊し、大量の土砂が富山平野を襲いました。

常願寺川は3,000m級の山々から流れ出る河川です。山から海までの距離が短いことから、急こう配で流れ出る水は一気に下っていきます。そのため、雪解けや梅雨、台風による降雨の影響で増水した河川は洪水となり、時には富山平野に水害をもたらします。

「安政の飛越地震」の後、常願寺川下流域でたびたび起こる水害対策として、富山県が立山カルデラでの砂防工事を開始。砂防法改正により1924年(大正13)に国の直轄事業として行われるようになり、現在に至っています。

富山平野の安全を守っています

水谷協力推進会の取り組み

現在もカルデラ内には堆積した土砂が数億立方メートルあるといわれており、この土砂が富山平野にすべて流れ出ると数メートル土砂で埋まるといわれています。
私たち水谷協力推進会は、16の会社が力を結集し、土砂の流出を防止する砂防堰堤や、山の崩落を止めて緑化する法面工事を行うことで、多くの人々が暮らす富山平野の安全を守っています。

立山カルデラ水谷での1年の流れ

About Schedule

5月中旬・除雪作業
まだ残雪が残る5月中旬より除雪開始。多い所でまだ4、5m近くある。
水谷地区の除雪作業 水谷地区の除雪作業
6月・工事開始
6月より各社水谷平で宿舎の建設が始まる。そして本格的に各工事現場に散らばり工事開始。
山の天気は変わりやすく、一度雨が降ると土砂降りになり川も瞬く間に増水する。
通常時のダムの様子 降雨時のダムの様子
また、斜面からは落石、土砂崩れが頻繁に起きて非常に危険である。
落石の危険を伴う 土砂崩れの危険を伴う
立山カルデラ内は国立公園内であるため、入場前に車両に付着した外来種を除去設備で車を洗浄する。
外来種除去設備 車を洗浄する
その中でも水谷で従事する者としては、下界では味わえないこともある。
  • 地中から湧き出る天然の源泉を利用した天涯の湯
  • あまりお目にかかれない動物たち
天然温泉 水谷に生息するキツネ 水谷に生息するサル
10月・工事完成
10月になると工事が完成し水谷平の宿舎も解体する。
11月上旬には国土交通省水谷出張所の皆さんと共に閉山する。

水谷協力推進会の活動

About Activity

水谷協力推進会は一年を通していろいろな活動を行っています

  • 花壇の花植え
    6月 花壇の花植え
  • 現場見学会
    8月 現場で従事している人たちの 家族を招待した現場見学会
  • カルデラフェスティバル
    9月 防災避難訓練 カルデラフェスティバル
  • 岩魚の放流
    10月 岩魚の放流

事務所概要

About Office

立山カルデラ

砂防工事の前線基地 水谷平

現在、国土交通省立山砂防事務所水谷出張所職員、工事関係者は、水谷平を前線基地として、例年5月下旬~11月上旬の間、合宿生活により砂防工事に従事しています。
最盛期には約300人の工事関係者がこの水谷平で生活しながら砂防工事を行い、富山平野の安全を守っています。